読書感想『危険だからこそ知っておくべきカルトマーケティング』雨宮純 (著) 

『危険だからこそ知っておくべきカルトマーケティング』

2回目になりますが、急に刺激的な内容の作品になりますね。(笑)
表紙のキャッチフレーズからもうバチバチに危険な香りがしますw
(※もちろん悪用するつもりは無いですよw)

タイトルの通り、カルトマーケティングについて分析した見解を具体的な例を挙げてその手法を解き明かしていく。っといた内容だったと解釈しています。
個人的に面白かったのは、2022年ごろホットだったコロナウイルス渦の陰謀論や
ゲーマーゲートなどの今でも話題に出るようなトピックが例示されていたので、
当時の事を思い出しながら、どういうビジネスだったかを評価していく様な感覚はこれまた新鮮で面白かったですね。

共通して使いやすい手法として、やはり共通の『倒すべき敵』を強調する。というやり口が多いというのが印象的でした。

個人的にもそういう組織に所属する事が有ったので、一人称的にも理解できることなのですが、
一番分かりやすく共通の目標として設定し、一体感を出して活動に駆り立てる事が出来る手法としては
インスタントに扱いやすいんだろうな。っという感想ですね~

後、陰謀論の歴史みたいなのが出てきて純粋に勉強になりますね~

シュタインズゲートが出てきたのには笑っちゃいましたけどwwなんかバカ真面目に解説されているのを見ると

馬鹿には出来ないんでしょうけど~

要は謎解きという形で情報を流す事によってコントロールする事が要ってことなんでしょうかね~

後は、やっぱり何かしらの集会やら、集団生活、持っているもののシンボル化などで、
他とは違う特別な一体感を演出する。っというのも協力なツールになるというところですね。

どうやら太鼓や楽器をかき鳴らす様な祭りで、バイタルレベルで同期している事が確認できる実験結果が有るらしいですね~
となると、やはり人を集めて一体感を高める行為というのは内容に関係なく一定の効果は有るという事でしょうか。

自分もたまに人が集まっているところに行ってしまう時が有るのでその辺気をつけないと
何かしらまた巻き込まれる可能性は十分にあるので気を付けたいところ…

そして所謂タコ部屋生活ですね…これは割と最近は問題視されているのでわかりやすい話ですが…
自分も思い返せば、父との共同生活がほぼこれだったので、なんだかな~って思うところは有りますね~

もう少し尊重してくれる姿勢があればな~なんて。

何にしろ、人をコントロールする手法としては割と共通している事が多く、はっきり言って中身なんてのはどうでも良いというか、
強いて言えば、不満のある世界を変えているっという実感と、その一員として活動出来ている。という感覚に
いかにして落とし続ける事ができるか?が要なのかな。というのが要点になるのですかね~
そして、そこから労力や金品を毟っていく…恐ろしい話です…

そして、もし身近な人間がはまってしまった場合…まあ自分は相当嵌め込まれてしまっている家族ではあるのですが…
この場合は、やはり適切な場所への相談と、忍耐強く向き合う事っというのが要になってますね…
他人ならぶった切れば済みますが、身近な人間の場合はそうはいかない…
何とか本人が本人の意思で目を覚ますまで、忍耐強く待ってあげる事を、
こちら側もちゃんとしたところに相談しながら耐えるのが必要なんでしょうね…

ともかく、非常に参考になる本でした。

願わくば、ここに書いている事を今後の社会の健全化に生かせる様に、今後も忍耐強く生きたいですね。

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