2025年12月30日 / 最終更新日時 : 2025年12月30日 dorago01 日記 「未来のエンジニアは何もしない」 未来のエンジニアは、何もしない。 少なくとも、何かをしているところを見せてはいけない。 システムは、完全に自動化されている。設計、運用、障害対応、すべてはAIが行う。 人間のエンジニアに残された役割は、「何もしないでいる […]
2025年12月30日 / 最終更新日時 : 2025年12月30日 dorago01 日記 「適正モチベーション」 やる気は、管理されるようになった。 数値化されたのは、集中時間、視線の動き、心拍の変化。キーボードを叩く速度や、スクロールの癖まで含まれている。 それらを総合して、「モチベーション指数」が算出される。 朝、端末を開くと、 […]
2025年12月30日 / 最終更新日時 : 2025年12月30日 dorago01 日記 「早起きが義務化された未来」 早起きが義務になったのは、三年前のことだった。 正確には、早起きしないことが、社会的なリスクと判断されるようになった。 健康、集中力、事故率。あらゆる指標が、「起床時刻」と相関しているらしい。 それ以来、起きた時間はすべ […]
2025年12月30日 / 最終更新日時 : 2025年12月30日 dorago01 日記 「街が起きる前に」 冬の朝は、暗くて寒い。 いつもなら、日の出まで布団の中でゆっくり横になっている。 それなのに今日は、無性に起きて、小説を書きたくなった。 小説と言っても、一人で考えるわけじゃない。チャットAIに相談しながら、少しずつ形に […]
2025年12月29日 / 最終更新日時 : 2025年12月29日 dorago01 小説 「眠れない女友達」 彼女は、眠れない夜にだけ連絡をしてきた。 決まって、日付が変わったあと。「まだ起きてる?」それだけのメッセージ。 理由は聞かなかった。聞かなくてもいい種類の問いだと、いつの間にか分かるようになっていた。 通話はしない。声 […]
2025年12月29日 / 最終更新日時 : 2025年12月29日 dorago01 小説 「最初の障害」 最後の障害から、三百二十七日が経っていた。 その数字を、誰も毎日は確認しない。必要がないからだ。 システムは止まらない。遅延も起きない。予測は常に正しく、修復は事前に完了する。 障害という言葉は、マニュアルの中でしか見な […]
2025年12月29日 / 最終更新日時 : 2025年12月29日 dorago01 小説 「引き継ぎ不能」 彼は、自分が最後の担当者になるとは思っていなかった。 システムは、もうほとんど自律している。障害予測、負荷分散、自己修復。彼の仕事は、その判断を「見ているだけ」だった。 監視画面には、次に起きる障害の確率が表示されている […]
2025年12月29日 / 最終更新日時 : 2025年12月29日 dorago01 小説 「ログが残らない仕事」 彼は、自分の仕事が好きだとは思っていなかった。嫌いでもなかった。ただ、向いているとは思っていた。 システムは、壊れる前に壊れる。音もなく、予告もなく、ある日突然、動かなくなる。 彼の仕事は、その「前」を見つけることだった […]
2025年12月29日 / 最終更新日時 : 2025年12月29日 dorago01 小説 「友達判定」 彼女との関係は、ずっと「友達(安定)」だった。 三年変わらない。一度も揺れたことがない。 それが、少しだけ気になり始めたのは、他の関係が、次々と更新されていくのを見たからだ。 職場の同僚は、いつの間にか「恋人」になってい […]
2025年12月29日 / 最終更新日時 : 2025年12月29日 dorago01 小説 「返信が来るまでの時間」 彼女からの返信は、いつも少し遅かった。 遅いと言っても、無視されているわけじゃない。数時間後か、早ければその日の夜。内容も、言葉も、前と変わらない。 変わったのは、待つ時間だけだった。 スマホを伏せて置く。五分後に、また […]