第二十八話『テンション崩壊サタデー』
土曜。
深夜1:12。
全員、妙に元気。
原因:カフェイン+夜更かし+意味不明テンション。
まるさんが突然立ち上がる。
「今から部屋の模様替えする!」
「やめろ」
「風水的に中央が強すぎる!」
エルちゃん、ど真ん中。
「にゃ」
「中央政権、挑戦を受ける」
俺もなぜか立ち上がる。
「じゃあベッド回転させるか」
「なんで!?」
「ノリ」
三人、意味不明の合意。
ベッドを押す。
ゴゴゴ。
エルちゃん、落ちない。
中央維持。
「バランス感覚やば」
まるさん爆笑。
「天才!」
俺も笑う。
何が面白いのか分からない。
とにかく笑う。
まるさん急に言う。
「たつくん、今幸せ?」
「なに急に」
「答えろ!」
「……まあ」
「まあって何!」
エルちゃんが突然ダッシュ。
壁→ソファ→テーブル→俺の肩。
「痛い!」
三人同時に笑う。
まるさん突然ラジオ風。
「こちら中央政権ニュースです!」
俺も乗る。
「本日、ベッドの向きが45度変更されました!」
エルちゃん、テーブル上でコップを倒す。
水、床へ。
沈黙。
三人、固まる。
次の瞬間。
なぜか全員さらに笑う。
「終わった!」
「水拡張!」
俺、タオルで拭きながら言う。
「もういい!全部回転させろ!」
「革命だ!」
まるさんがクッション投げる。
エルちゃん、それを蹴る。
俺に直撃。
「なんで俺!」
「中央に逆らったから!」
「逆らってない!」
エルちゃん、俺をカプ。
「痛い!」
テンションMAX。
まるさん急に真顔。
「たつくん、踊って」
「は?」
「今なら踊れる」
俺、なぜか踊る。
意味不明ステップ。
まるさん床で転げる。
エルちゃん、俺の足に絡まる。
全員カオス。
1:38。
急に静かになる。
疲労。
ベッドは斜め。
床は濡れている。
クッション散乱。
エルちゃん、ど真ん中(斜め版)確保。
まるさん、床で寝転ぶ。
俺、天井を見る。
「……何してたんだ俺ら」
まるさん、小さく笑う。
「革命」
エルちゃん、喉を鳴らす。
「にゃ」
「中央は無事らしい」
俺はぽつり。
「戻すか」
「明日でいい」
エルちゃん、俺をカプ。
「痛い」
「“動くな”だな」
三人、そのまま。
部屋はぐちゃぐちゃ。
でも、
なぜか満足。
中央政権、
テンション崩壊後も安定。
