※GPT修正【読書感想】エーリッヒ・フロム『愛するということ』を読んで──愛は技術なのか?

2回目の休職に入ったタイミングで、偶然立ち寄った梅田の本屋でふと目に入った一冊がありました。
それが今回ご紹介するエーリッヒ・フロムの『愛するということ』です。

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最初は正直、「またスピリチュアル寄りな本か~?w 今の自分がボコボコに批評してやらぁ~w」くらいの気持ちで、
半ばサンドバッグにするつもりで購入しました(笑)

でも、結論から言うと――


めちゃくちゃ面白かったです!!

普段あまり読むのが早い方ではない自分でも、この本は一晩で読み切りました。
他にも何冊か買っていたのに、圧倒的なスピードで読了。
それだけ今の自分に刺さったということなのだと思います。


本の概要:『愛』を技術として解説した、理論的な名著

この本の魅力は、「愛とは何か?」をスピリチュアルでも感情論でもなく、
徹底的に論理的に突き詰めた点にあります。

特に印象的だったのは、「愛するということは一つの技術である」と定義し、
その習得方法にまで踏み込んでいる点です。

自分の家庭環境がスピリチュアル寄りだったこともあり、「愛」についてはふわっと抽象的に語られることに慣れすぎていたのですが、
この本はその逆を突き進み、愛を極限まで具体化しようとする意志を感じました。


本を読んで得た「愛とはなにか?」という解釈

この本を通して、自分なりに「愛するとは何か?」という問いに対する答えを見つけるとしたら、

「生きる上で遭遇するすべてを肯定すること」

もちろん「何でもYesと言えばいい」という話ではありません。
それはただの迎合です。

例えば、誰かを「愛している!」と感じる時、その人だけでなく、その人に関わる人や環境、
そして何より自分自身の人間性も肯定できるか?という姿勢が問われているのではないかと感じました。


自分自身に起きた変化と気づき

実は最近、自分の中でもいろんな悪いことが重なっていて、かなり精神的に参っていました。

  • 自己破産の件で弁護士に裏切られた
  • 職場で自分の意見が全く通らない
  • 身内に危機感がない
  • 勉強や趣味が思うように進められない
  • 大切な人を守れない

そんな状況だったので、自分にも他人にもイライラして、酒に逃げたり、
攻撃的な態度を取ってしまったりしていました。

でも、この本を読んで、「自分自身を否定しすぎていたのではないか?」とハッとしたんです。

自分に対して優しくなれなければ、他者に優しくなれるわけがない。

この言葉をそのまま文字にしたような一冊でした。


愛せるようになるために必要な3つのこと(解釈)

フロムは「愛する」ことは自然にできるものではなく、習得するべき技術だと語ります。
そしてそのためには以下のような条件が必要だと、自分なりに読み解きました。

  1. 忍耐力:例えば、瞑想を毎日20分続けることなど。
  2. 集中力:1分1秒、目の前のすべてを意識して生きること。
  3. 向上心:「もっと愛せる人間になりたい」と思い続けること。

どれも今の自分には欠けていた要素でしたが、実践可能なものでもあると思えました。


おまけ:ガンダムSEEDの名台詞がそのまんま登場!?

個人的にツボだったのが、1年前に公開された映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の
キャッチコピーにもなっていたこのセリフ:

「必要だから愛するのではありません。愛しているから必要なのです!」

この一節が、なんと本書の中でもそのまま使われていました(笑)
本当にびっくりして、思わず「なにワロてんねん」となりましたが、
逆にこの本の影響力の大きさを感じる瞬間でもありました。


まとめ:愛について抽象論にうんざりしている人にこそ読んでほしい

「愛」について、何となくふわっとした語りに飽き飽きしていた自分にとって、
この本はまさに救いの一冊でした。

論理的に「愛する」ということを掘り下げながらも、心を揺さぶってくるこの内容。

ぜひ、「愛ってなんかよく分からないけど大事っぽいよね」
くらいに思っている人にこそ読んでみてほしいです!

きっと、あなたなりの「愛」の定義が見つかると思います。

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